令和7年地価調査発表

 鹿児島県は9月16日、土地取引の目安となる県内の基準地価(7月1日現在)を発表しました。林地を除いた全用途の平均変動率はマイナス0・9%となり、34年連続のマイナスとなったものの、下落幅は昨年よりも0・1ポイント縮小しました。
 平均価格は昨年よりも400円高い1平方メートルあたり4万2100円でした。
鹿児島市などの都市部で需要が堅調で、平均変動率は持ち直しました。
 <住宅地>
  平均価格は2万8000円で昨年より200円増加。継続調査した291地点のうち、上昇したのは61地点、横ばいは46地点で下落したのは184地点でした。最高価格は「鹿児島市上荒田町17―5」の26万円で、13年連続で最高となりました。上昇率が最も高かったのは、鹿児島中央駅から近い「同市上之園町33―9」の3・2%でした。
  平均変動率は、前年と同じマイナス1・1%。市町村別では、龍郷町(プラス2・6%)がトップで、与論町(同0・5%)、鹿児島市、姶良市(いずれも同0・3%)などと続きました。

 <商業地>
平均価格は昨年より400円増えて8万2000円。継続調査した104地点で地価上昇は33地点、横ばいは12地点で、59地点が下落しました。上昇した地点のうち、24地点が鹿児島市内でした。

 最高価格地点は繁華街・天文館地区の「鹿児島市東千石町14―3」で8年連続。価格は104万円。上昇率も同じく天文館地区の「同市山之口町8―40」のプラス5%が最高でした。

 平均変動率はマイナス0・7%だったものの、下落幅は昨年より0・3ポイント縮小しました。市町村別を見ると、馬毛島の自衛隊基地建設が進む西之表市(プラス4・6%)が3年連続のトップ。続いて鹿児島市(同1・6%)、瀬戸内町(同1・1%)が上位を占めました。



 
 

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