令和6年地価調査発表
9月17日、土地の価格の動向を示す地価調査の結果が発表になりました。鹿児島県全体の地価は33年連続で下落しました。
地価調査は、県内420地点の7月1日時点の1平方メートルあたりの土地の価格を調べたもので、土地取引の目安となります。県全体の調査地点の平均は4万1700円で、平均変動率は1.0%マイナス、33年連続の下落となりました。
このうち、住宅地の平均価格は2万7800円で、27年連続の下落。1.1%下がりました。住宅地で最も高かったのは、12年連続、鹿児島市上荒田町17番で、25万3000円でした。
今年、上昇率トップだったのが去年より6.0%上昇した姶良市平松の基準地で、価格は2万6400円でした。姶良市のポイントが上昇率トップになったのは初めてです。
価格を評価した不動産鑑定士によれば、近くに桜島スマートインターができたことや、鹿児島市に比較的近く、ベッドタウンとしてのニーズがあることを理由に挙げ、新しい分譲地は高値で取り引きされる傾向があると解説しています。
上昇率2位は鹿児島市吉野町のポイント、3位は鹿児島市上之園町のポイントでした。
商業地の平均価格は8万1600円で、33年連続の下落となりました。商業地で最も高かったのは、7年連続で、鹿児島市東千石町14番の103万円。
上昇率トップは、種子島・西之表市鴨女町の6.8%で、3万9500円でした。馬毛島で自衛隊基地整備が進行中で、ピーク時で相当数の工事関係者が滞在する見込みがあり、ホテル・飲食・事務所用の土地がいずれも足りず、不動産の需要が非常に高くなっています。
鹿児島県HPで詳しい説明が見られます。 リンクはこちら
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