令和4年地価公示発表
国土交通省は3月22日、公示地価(2022年1月1日時点)を発表しまた。新型コロナウイルスの影響で前年下落に転じた鹿児島市の商業地と住宅地は、市街地の再開発がけん引し、ともに前年比0.1%上昇しました。県全体では商業地がマイナス1.3%、住宅地はマイナス1.0%となり、地方の地価の下落は続いています。工業地などを含む県内全用途はマイナス1.0%で、下落は30年連続となりました。
令和4年地価公示は鹿児島県内35市町の291地点を調査しています。調査した不動産鑑定士によると、鹿児島市内の商業地は鹿児島中央駅や高麗町(市交通局跡)の再開発に伴う周辺の取引が堅調で、マンションやテナントの需要が反映されている。一方、飲食店が多い天文館地区は新型コロナの影響を受けた。鹿児島市全体の上げ幅は微増にとどまった。奄美大島の平均価格は住宅地、商業地ともプラスで、世界自然遺産効果への期待がうかがえる。このように分析しています。
県全体の1平方メートル当たりの平均価格は、商業地が12万8700円(マイナス1.3%)、住宅地が4万2500円(マイナス1.0%)。下げ幅はどちらも前年より0.1ポイント縮小したものの、それぞれ31年連続、24年連続の下落となりました。
商業地で上昇したのは前年より9増えて14地点。上昇率1位は「鹿児島市荒田1丁目41の9」のプラス2.8%、33万2000円。最高価格地は「鹿児島市東千石町13の19」の113万円(マイナス0.9%)。下落率が最も大きいのは枕崎、南さつま、南九州市の調査地点でいずれも4.9%。
住宅地の上昇は22増の43地点。上昇率トップは人口の増加傾向が続く龍郷町役場近くの「龍郷町瀬留字玉里1501」の3.2%、1万6100円。最高地点は「鹿児島市西田2丁目16の29」の25万3000円(プラス0.8%)。下落率トップは志布志市の調査地点でマイナス4.7%。
工業地は、前年比プラス0.8%で3年連続上昇しました。
詳しくは国土交通省のホームぺージをご覧ください。
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