令和4年国税路線価発表
熊本国税局は7月1日、令和4年分の路線価を公表しました。鹿児島県内では鹿児島市東千石町の天文館電車通りが1平方メートル当たり90万円で最も高い路線価でした。同地点が県内最高となるのは30年連続ですが、前年より1万円(1.1%)減で、2年連続の下落となりました。
県庁所在地の最高路線価としては、順位を一つ上げて17位。同市中央町のJR鹿児島中央駅東口電車通りは、1万円(1.1%)増の88万円でした。
県内11税務署の最高地点は全て前年と同じ。最高路線価の上昇はなく、鹿児島、川内、出水、種子島、知覧、加治木、大隅の7署が下落、残り4署は横ばいとなりました。下落率が最も大きいのは志布志市志布志町志布志2丁目の国道220号線で、マイナス4.2%でした。
路線価評定のために価格を調査した標準宅地の評価基準額は、対前年変動率が平均でマイナス0.6%となり、30年連続で下落しました。継続調査した3612地点のうち、価格が上昇したのは270地点で、前年の94地点より大きく増えました。内訳は鹿児島市228、奄美市39、霧島市3。下落は848地点(前年1009地点)、横ばいは2494地点(同2529地点)でした。
各地の路線価は国税庁ホームページで公開しています。 検索エンジンで「路線価」と検索してください。
不動産鑑定士 山口幸太郎